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2008/12/03 (Wed)
丹沢湖マラソンに出場した時の話をもうひとつ、書こうと

思ってすっかり忘れてました。 …こんなに素敵なストーリーを。


帰りに近所の温泉に寄って帰ろうと思い、


「一番近い温泉は、5・10キロ走者用駐車場から徒歩ですね!」


と、スタッフに言われて無料巡回バスに乗った時のこと。

5・10キロマラソンはとっくにハーフの前に終わっていて、お客様は

私たちだけ。 と思ったら、普通の路線バスを待っている中学生らしき

男の子が同じバス停にいて、運転手さんが乗せてあげました。


運 「今日、路線バスなんて走ってないでしょー?」

男子 「…なかったら歩いて帰ります。」

運 「ま、これ路線バスじゃないし途中までだけど、

   とりあえず乗っていきな!」


そして駐車場に着いたとき、中学生も降り、私たちも降りる際、

「ここから温泉が近いって聞いたんですけど、どっちですか?」

と聞いたら、

運 「え。温泉?そうは言っても結構あるね…。」

私たち 「え。そうなんですか?え。この坂の上ですか?」


運 「…じゃあ、温泉まで行くか。乗っていきな。」

と巡回バスなのに、温泉まで連れてってくれたんです!


…と、ここまでならまだ、まだある話として、さらに続きがあるんです。

温泉に行くその途中で、先ほど下車した中学生を見つけたんです。

そうしたら、窓を開けて

運 「どこまで行くのー? え、○○?遠いねー?

   どうやって帰るのー? え、歩くの? 遠いよー?(苦笑)

   …じゃあ、乗ってくか。おくるよ!」

とまた中学生も拾ったんですね~


そしてバスで5分くらい、「ここまで歩くつもりだったの?」

と思うほど遠いところまで中学生を送り、バスをUターンさせて

帰りに温泉まで送り届けてもらいました。


その間、私以外ランナーはみな爆睡、運転手も中学生も特に

言葉を交わさず、みな自然。


…でもいくら考えても、あんまりないほど親切なのにこの普通な

雰囲気、一体何なんだろう?

こんな事、東京ではありえない。日本じゃない。

そう思っていたその思い違いが、すっごくすっごく温かい


降りる時も、特に必要以上の言葉を交わさず運転手さんは

何事もなかったかのように去って行きました。 感動です。


とても素敵な経験をさせていただきました。

運転手の津田さん、どうもありがとうございました
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プロフィール
HN:
miyoumu
性別:
非公開
自己紹介:
「ジュエリーの世界から世界をひとつに。」
をコンセプトに2009年「miyoumu」立ち上げ。
日本の絹糸やタイのカレン族シルバーやアンティークビーズなどを使って、シンプルで心地よいアクセサリー作りを志しています。

2-5歳パリ郊外、
23-25歳南仏Aix-en-Provenceで過ごした事で、
普段から自分が、そして自分の視点が日本人・アジア人であることを意識する。

そして今まで見てきた世界と生活してきた日本のそのお互いの良い所を融合したい。

更に、私があなたのために何が出来るか。
ではなくあなたが感じている何かを私なりに引き出す。

大学卒業後に働いたインテリア事務所で、そんな仕事に出会う。

渡仏後、ジュエリーonlineサイトで見えないお客様を相手に日々奮闘し、

2009年「miyoumu」立ち上げ今に至る。


※ご連絡はinfo @miyoumu.comまでお願いいたします。
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